季節は流れ、は2年に進級した。
春休みの練習中。
いつものように黙々とメニューをこなしていた部員たちに竜崎は、言った。
「今年は、面白い奴が入ってくるからね、うかうかしてると舐められるよ」
その言葉に部員が耳を傾ける。
「どんなやつですか?」
桃城の問いに竜崎は、にっと笑って答えた。
「あたしの知り合いの息子なんだけどね、ガキのクセにツイストサーブを打つ面白い奴さ。」
は、それを訊いてある人物を思い出していた。
アメリカでかつて戦った生意気なあの子。
名前は確か…。
「名は越前リョーマ」
えっ。
「越前リョーマですか!?」
驚いて、は訊き返した。
「ああ、なんだ、、知り合いかい?」
「えぇ、アメリカで何度か戦った事があります。そうですか、日本に来てたんですね」
そう懐かしそうに言う。
『また、戦えるのか』
そう思っていると、菊丸がすかさずたずねた。
「ねぇねぇ、 ―そいつって強いの?」
「ええ、面白い相手ですよ」
そう言ってにっこりと笑う。
「ふーん」
がそういうと言う事はかなりの腕を持っているということだろう。
「早く会いたいなぁ〜」
嬉しそうに呟かれたの言葉に他のメンバーの方がぴくっと震えた。
「こりゃ、気ぃ抜いてらんね―な、らんねーよ」
「そうだね」
熱くなる面々の中1人楽しそうな。
再び、部員は練習に戻った。
王子様の登場まであと少し。
■戻■