「ルフィ、、あんたたち2人で完結してないで。しばらくここにいるんでしょ?いらっしゃい。他のも紹介するから」

にっこりと微笑むナミ。



「うん」

「私とロビン、サンジ君。それにルフィはもう分かるわよね?」

ナミの言葉にこくんとうなずく



「あっちから順にロロノア・ゾロ。ウソップ。それに…チョッパー?」

ナミは指を指し1人1人名前を言っていく。

緑色の髪の男――ロロノア・ゾロの背中から小さな動物がちょろっと顔を出して、またぱっと身を隠した。



「チョッパー。隠れてないで出てらっしゃい。紹介できないでしょ」

ナミが声を上げるとそれはびくんっと身体を震わせ、ゆっくりと顔をこちらにのぞかせた。



「トニートニー・チョッパーよ。ヒトヒトの実を食べた…?」

はゆっくりと小さな動物――チョッパーに近づく。

チョッパーは再びゾロの陰に身体を隠し片方の目だけでの方を見ている。

はゾロの横にしゃがみこむ。



「これからしばらくよろしく。ウソップさん、ロロノアさん」

にこっと笑ってそういった後、はチョッパーに向けてゆっくりと手を差し出した。



「な、何だよ…」

おびえたような威嚇するような声。

はくるっと手首を回した。

ポンッという音と共に赤い花が咲いた。



「すっげー」

チョッパーがゾロの背中から身を乗り出してきた。

それを見ては楽しそうに笑みを浮かべる。



ぽぽぽぽぽん。



の手の中にまた花が咲いた。



「「おぉーすっげー」」

歓声が上がる。



いつの間にかウソップとルフィもそばにいた。

チョッパーがようやくゾロの後ろから出てきて不思議そうにの手と花を眺めてやる。

その目がきらきらと輝いている。

その花がひょこひょこと動き出す。



「わぁぁぁ!」

チョッパーはまた慌ててゾロの後ろに隠れる。



はしまったっと顔をしかめる。

ん〜…としばらく考える仕草をする。

その間もの手の上ではひょこひょこと花が動き続けている。

はチョッパーとゾロに背を向けるように座る向きを変える。



「「おぉー」」

ルフィとウソップが再び感嘆の声を上げる。



「何やってんだ?あいつ」

ゾロが怪訝そうにそれを見てる。



「…」

チョッパーは再びそろりとゾロの背中から顔を出した。



「すっげー」

「お前器用なんだなぁ」

ルフィとウソップと言葉にチョッパーの好奇心がうずきだす。

こっそりとの背中に近寄り、そっとの手元を覗き込む。



「おっ出てきたな」

わたりはそう言ってひょいっとチョッパーを自分の膝に乗せ抱え込む。



「うわーっ」

突然のことに悲鳴を上げるチョッパー。



「そう騒ぐな。耳が痛い」

そう言ってはひょいっとチョッパーの帽子をはずしそれをチョッパーの首にかけた。



「ん?」

ふわっといいにおいがしてチョッパーは暴れるのを止めた。



「おっ似合う似合う」

はそう言ってチョッパーの頭に帽子を戻した。



「わぁ〜」

チョッパーの視線は自分の首元。

そこには花の首飾り。



「悪かったなぁ〜さっきは驚かせちまって」

ぽんぽんとチョッパーを帽子の上から叩きながらは言う。

チョッパーは花に見入ったままふるふると首を振った。



「気に入ってもらったみたいでよかったよ」

にししっと笑うの声はチョッパーには届いていないようだった。



冬島生まれのチョッパーにとっては花の首飾りというのは初めてのもの、らしい。

もちろん、そんなこと今日あったばかりのは知らない。



「俺も俺も」

「よッしゃー、任せとけ」

チョッパーの首飾りを見て騒ぐルフィにもは花をひょこひょこさせて同じように首飾りを作ってやった。



「で、お前は誰なんだ?」

ぼそっと呟かれたゾロこの言葉は騒ぐ子ども達には届いていない。










20040214