『を一時スリーマンセルに加える』
火影のその命はの回復後、すぐにスリーマンセルを担当する上忍たちに伝えられた。
里の甘味処。
「んなことしなくてもあたしがちゃんと面倒見てやるのに」
お団子を片手に膨れるアンコ。
「チームワームまでは教えられないでしょ?それに勘を取り戻すまでは軽い任務の方がいいわ。何かあってからじゃ遅いもの」
一方紅は上機嫌だ。
辛党のため和菓子には手を出さず、お茶を口に運ぶ。
「何よぉ〜、紅ってばと一緒に任務つけるからって」
「悔しかったら、早く上忍になって部下を持ちなさい」
「うわっムカツク〜。っ、アンタ早く勘取り戻しなさいよね」
びしっと人差し指をに突きつけるアンコ。
「あ〜、まぁ〜、なっ」
は誤魔化すように笑う。
アンコがふっと笑みを漏らした。
それから少し何か考えるような仕草をし、再びに視線を向け、ぽんっとの肩を叩いた。
「ま、スリーマンセル紅のところはともかく、男どもが仕切ってるところには気をつけるのよ、」
「男ども?」
聞き返す。
アンコはばっと立ち上がりを正面から見据え言葉を続けた。
「上忍の男どもといえば、エロ小説を手放さない怪しさ爆発半分顔隠し男と、いつも暑くて青春馬鹿な濃ゆい男と、面倒くさがりでヘビースモーカーな親父髭熊男だからね。任務以外で行動を共にしちゃだめよ。忍びとしては力があるだろうけど危険だから。色々な意味で」
完全にアンコの言葉を鵜呑みにしては顔をしかめる。
「こら、アンコ。変な先入観与えるんじゃないの。、そんな心配しなくても大丈夫よ」
眉間にしわを寄せ首をかしげる。
それをみて紅は苦笑した。
「でもあいつらの行動ってに悪影響与えそうじゃない」
「…でも悪いやつらじゃないわよ」
「悪影響ってところは否定しないんだ」
ぼそっと呟く。
紅がピシッと固まり、アンコはにやにやと楽しげに笑みを浮かべる。
「とにかくそんな悪いやつらじゃないわよ。付き合ってみれば結構楽しいし」
「慣れるまでが大変なのよね。みんな個性が強すぎっていうか変わってるから」
「変わってるんだ」
警戒心をますます深くする。
「…結構頼りになったりするところもあるし」
「仕事上はすごいのは認めるんだけどねぇ〜性格がアレじゃ〜」
「仕事はできるけど性格はやばいんだ」
身体を少し引かせる。
「たまにだけどいいこと言ったりもするし」
「「たまになんだ」」
声をハモらせ、突っ込みを入れる特別上忍2人。
一方はただ思ったことを口にしているだけなのだが、もう一方は実に楽しげだ。
紅は楽しげに成り行きを見ている方をきっと睨む。
「と、とにかく、論より証拠。百聞は一見にしかず。紹介してあげるからついてらっしゃい」
席を立ち上がる紅。
そのまま引きずるようにを出口に引きずっていく。
「えっ、でも…」
戸惑い、慌ててがアンコの方に視線を向けると
「突然任務でご対面より、初対面は紅いた方が安心でしょ?行っといで〜」
アンコは団子を咥えたままひらひらと手を振っていた。
は大きくため息をつきそのまま紅に引きずられていった。
(Fin.)
20040515
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