「今日も行くのか?」
人生色々を後にしようとしたアンコと紅にゲンマが声をかけた。
「えぇ」
「当然でしょ」
がゲンマに発見され病院に運ばれ6日目。
アンコと紅は毎日病院へと通っている。
「…そうか」
ゲンマは口にくわえた楊枝を上下に揺らす。
「用がないなら行くわよ」
歩き出すアンコ。
紅もそれに続こうとした。
「紅」
ゲンマが紅を呼び止める。
振り返る紅。
「話がある」
ゲンマが少し低めの声で言った。
「紅ー」
前を歩いていたアンコがついて来ない紅を読んだ。
「先に行っててすぐ行くから」
「わかった」
紅はアンコに向かってそう叫びアンコは足早にその場を去っていった。
「どうしたの?」
紅はゲンマのほうを向き直る。
「あー…」
ゲンマは言いにくそうに視線をそらす。
「早くして。アンコが待ってるの」
少しきつめに紅はゲンマの言葉を促す。
ゲンマは大きく息を吐き出した。
紅をまっすぐ見つめる。
「俺がを連れてくるときアイツの胸に呪印があった」
「なっ」
ゲンマの言葉に大きく目を見開く紅。
「病院に着いたときはそんなのあとかたもなかったんだが」
どうも気のせいだったとは思えねぇ…とゲンマは続けた。
紅はゲンマの話を静かに聞いている。
「気のせいならそれにこしたことはねぇんだ」
ぼそっと小さく付け加えた。
「…どうしてアンコには言わなかったの?」
紅が尋ねる。
「あぁ…」
ゲンマの眉間にしわがよる。
「はアレで結構強いからな。あまりに年が若すぎるってだけで特別上忍なだけで実力的に言やぁ上忍、下手すら暗部並だ。怪我をして弱っていたとはいえに呪印ほどこせるようなのは火影様か…」
ゲンマはそこで一旦口をつぐんだ。
「…まぁ俺の根拠のない勘だがな。まったく外れって訳でもねぇだろ。…だったらアンコには知らせねぇ方がいい。強がってもあいつはまだ固執してるからな」
「…そう、ね。ありがとう。私も気をつけて見てみるわ」
「あぁ」
紅は急いでアンコを追う。
ゲンマはどこか遠くを見る目で上方を眺めていた。
20040214
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